2016/12/31

栄養士コラム Vol.13 お酒と上手に付き合う!~のんだ時にとりたい食べ物~

お酒と上手に付き合う!~のんだ時にとりたい食べ物~
 
仕事や、プライベート、女子会、忘新年会、ダイエット中はお酒は避けたい!ですが、どうしても断れない飲み会もありますね。
お酒の選び方は以前にも書きましたが、太りにくいお酒を選びつつ、アルコールを身体に残さない!!
休肝日にとりたい食べ物のお話です。
 

肝臓はたんぱく質の代謝や毒物の解毒作用、胆汁の分泌など、とても大切な働きをしています。
肝臓の機能が低下してしまうと、代謝し分解した栄養素の供給が滞ったり、毒物や老廃物が排泄されなくなって、体内に蓄積されてしまいます。
さらに、肝臓の働きが悪化すると、疲労感や倦怠感があらわれてきます。


二日酔いを防ぐ飲み方≒肝臓に負担をかけない飲み方



翌日のトレーニングに影響を残さないようにすることは、体調管理の基本ですよね。
羽目を外さない程度に次のことを意識して楽しみましょう。
 
 ・空腹のままアルコールは飲まない
 ・おつまみをつまみながらゆっくりと飲む
 ・アルコールの分解を促進させる食材をとる
 ・飲んだお酒と同じ量の水分をとる
 


空腹のままお酒を飲むと早くアルコールが吸収されます。飲む前に軽く食べておきましょう。ですが、おつまみにも気を付けたいことがあります。



NGおつまみ…唐揚げ、揚げ物、ピザ
高カロリー、高脂肪のものは、脂肪として蓄積されてしまいます。
 
OKおつまみ…刺身、豆腐料理、野菜料理、枝豆、梅干し、納豆
低カロリーで、高タンパクのもの、尚且つビタミンやミネラルを補えるものを選びましょう。
 
アルコールの分解を促進する食材には、ごま、ブロッコリースーパースプラウト、アボカド、にんにくなどがあります。合わせて一緒に摂りたいですね。


肝臓に負担をかけない食事とは?
 
・3食きちんと食事をとり、食べ過ぎは禁物
・たんぱく質は適量を毎日とること
・ビタミンしっかりととること
 
何度も言いますが、お酒をのんだからといっても、やはり基本は3食しっかりと食事を摂ることです。
朝食を抜いたり、夜遅く食事をしたり、食生活を乱すのはよくありません。
たんぱく質は、筋肉だけでなく、肝細胞の再生にも重要な栄養素です。
動物性たんぱく質、植物性たんぱく質、大豆製品など、色々なものからたんぱく質を摂ることを心がけましょう。
ビタミンも忘れてはいけません。ビタミンは、代謝のサポートをしてくれます。
ビタミンの代謝も肝臓で行われています。

飲み過ぎは、トレーニングによる脱水と重なり、脱水症状が起こりやすくなります。
アルコールのエネルギーは、トレーニング中は使われません。
しかも、糖質やたんぱく質に比べ、カロリーが高いのも事実です。
ですが、少量のお酒は上手に付き合えば、ストレス解消や、食欲増進の効果もあります。
自分の適量を把握し、楽しみながら付き合っていきましょう。