2016/12/31

栄養士コラム Vol.5 食べる順番ダイエットの正しい方法

食べる順番ダイエットの正しい方法
 
 
食べる順番(口に入れる順番)ですが、基本は血糖値が上がりにくい食べ物から食べるようにすることです。
 
1.野菜類(食物繊維) → 2.メイン料理(たんぱく質) →3.ご飯、パン、麺類(炭水化物) の順です。
 
ダイエットをしている方は“野菜”から食べる事を実践している方は多いと思いますが気をつけるポイントが2つあります。

1、かぼちゃ、芋類、とうもろこしなどのお野菜ははじめに食べない

糖質が多いため、血糖値を上昇させてしまいます。

炭水化物と同じタイミングで摂取してください。

 2、水溶性の食物繊維を先に食べる

食物繊維は「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ働きには違いがあります。
 
水溶性食物繊維は、名前の通り水に溶ける種類の食物繊維。
アボカド、ゆりね、オクラ、山芋、あしたば、海藻類、ごぼう、納豆などが水溶性に分類されます。
 
水溶性食物繊維は水分保持力が強く、水に溶けるとドロドロのゲル状に変化します。
この粘性が、ダイエットに効果を発揮します。
 
食べる順番ダイエットで、炭水化物(糖質)の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果があるのは水溶性食物繊維です。

一方の不溶性食物繊維は水には溶けない食物繊維で、いわゆる"繊維質"な食べ物が多く、よく噛まなければならないものばかり。
食べすぎを防ぎ、満腹感を得られやすいというダイエット効果があります。
多く含まれる食品は、いんげん豆、ひよこ豆、あずき、おから、エリンギ、えのき、切り干し大根、小麦ふすま、干し柿、アーモンドなどです。
こちらの食物繊維ばかり摂ってしまうと逆に便秘の原因になってしまうこともあるので、水溶性食物繊維と一緒に摂取したり、水分と一緒に摂ることが大切です。
 
水溶性食物繊維を初めに食べるようにし、不溶性食物繊維はスープなどに入れて摂取しましょう。うまく使いわけてダイエットに役立てましょう。
 
食べる順番(口に入れる順番)をしっかり守れば、太りにくく痩せやすい、お肌の糖化を防ぎシミやしわを防ぎます。そして病気にもなりにくい身体にとって嬉しいことばかりの食べ方なのでしっかり覚えてください。