2016/12/31

栄養士コラム Vol.15 自律神経を整えていいことづくし!~万病は自律神経の乱れから~

自律神経を整えていいことづくし!~万病は自律神経の乱れから~
 
 
何となく、身体がだるい、疲れが取れない、など不調はありませんか?
仕事や生活環境、人間関係、過労、様々なストレスを知らず知らずのうちに抱えているのかもしれません。
睡眠不足などの生活リズムの乱れや食生活の乱れなどは、自律神経が乱れる要因となります。

自律神経の働き

自律神経は、呼吸、排泄、発汗、あらゆる身体機能を担っており、睡眠、食欲など目に見えない働きをしています。
自律神経は、身体活動など覚醒状態を司る交感神経、リラックスや回復を司る副交感神経が交互に働いて、身体の調子を整えています。消化や排泄では、副交感神経が優位になります。
 
ストレスなどで、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経が乱れてしまうと、次第に身体に異変が生じてきます。
具体的には、頭痛、めまい、むくみ、動悸、耳鳴り、食欲不振、だるさ、不眠や酷くなると、うつ病などの症状が出てきます。
 
自律神経が乱れる要因は先程述べたように、ストレスや環境の乱れ、変化など様々です。また必要な栄養素が不足してしまうと、自律神経が乱れやすくなってしまいます。
具体的には、頭痛、めまい、むくみ、動悸、耳鳴り、食欲不振、だるさ、不眠や酷くなると、うつ病などの症状が出てきます。

自律神経を整える食材


食物繊維が多い食材
ごぼう、かぼちゃ、海藻類、きのこ類、玄米やそばなどです。
腸の中でゆっくりと消化されるので、副交感神経を優位にしてくれます。







酸味がある食材、辛い食材
酢、レモン、梅干し、唐辛子などは、即効性があり、副交感神経を優位にします。
ですが、酸味や辛いものは、刺激物、大量摂取は逆効果になってしまいます。
ほどほどにしましょう。







発酵食品
納豆、ヨーグルト、キムチ、お酢、乳製品などの発酵食品は自律神経を整えてくれます。
腸内環境も整え、免疫力アップにもつながりますね。酵素が多く含まれているので、代謝促進にも効果があります。







水分をしっかりとる
水分をとることは、消化器官を刺激するため、自律神経を整えるのに効果的なのです。
冷たい水を一気にとることは体温を下げてしまい、逆効果になります。
身体を温める効果がある、生姜湯や、ウーロン茶、プーアル茶などがいいですね。
赤ワインや日本酒も身体を温めます。(アルコール類は適量を)


ストレスを軽減しよう
 
日々の食事は大切ですが、ストレスを軽くすることも重要です。
ビタミンB群、ビタミンC、トリプトファン、フェニルアラニン、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素は、ストレス軽減につながります。
 
また、決まった時間に食事をすることは、身体の生体リズムを整えます。そのため脳や腸が活発になり、体温を上げて自律神経を整えます。
その他には、お風呂で身体を温めたり、運動したり、深い睡眠をしっかりとることも、とても有効です。
一度、深呼吸をして、心を休めてみてはいかがですか?